滝山城 東京都八王子市高月町
| (左)本丸と中の丸を遮断する堀切 (右)三の丸の空堀 |
| 築城年 |
1521(大永1)年 |
| 歴代城主 |
大石氏、後北条氏 |
| 別 名 |
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| 形 式 |
平山城 |
| 遺 構 | 土塁・空堀・櫓台・井戸など |
| 解 説 | 都内にある丘城(平山城)としては、最大の規模を誇る中世城郭で、30余りの郭で構成されている。城主の大石定久は代々関東管領山内上杉氏に属し、武蔵守護の守護代を務めていたが、1546(天文15)年「河越夜戦」で北条氏康に敗れて以降、氏康の次男北条氏照を養子に迎え、後北条氏の勢力下に入った。定久が氏照に家督を譲って引退してからは、滝山城は氏照の居城となった。 氏照は江戸城代遠山氏らとともに武蔵国を掌握し、甲斐の武田信玄の来襲に備えた。1569(永禄12)年、武田信玄は北条氏の本拠地小田原城を包囲したが、途中この滝山城も攻めている。武田軍の攻撃は激しく、三の郭が陥落させた後、二の郭で両軍の死闘が繰り広げられた。結局、犠牲者が増えるのを憂慮した武田軍は兵を引き、小田原城へ向かったが、氏照は武田の大軍を釘付けにし、小田原城防備の時間を稼ぐことに成功した。 この戦いの後、氏照は西方の山岳に八王子城を築き、滝山城は廃城となった。現在は都立自然公園となっている。 |
| アクセス | 西武新宿線拝島駅〜多摩バス八王子駅行き「滝山城址」下車〜徒歩
5分 JR八王子駅からの逆ルートもあります。 |
| 近くの城 |
最寄りの城は高月城。途中、バスで通過します。 |
| 城址入り口前の道路: 八王子行きのバスが頻繁に出ています。 |
城址は現在 都立滝山公園 となっています。 |
千畳敷跡: 政庁に相当する場所だったようです。 |
| 三の丸の空堀: 滝山城の見所のひとつでしょう |
三の丸の空堀を下から: 降りるのに苦労しました・・・ |
三の丸の空堀: すごい規模です。間違いなく都内有数でしょう |
| 城下遠望: 多摩川が流れ外堀の役目を果たしています |
本丸〜中の丸間の掘底を進んでいくと、大きな曲輪が。 |
本丸〜中の丸堀底の道: 搦め手方向 |
| 感 想 【おすすめ度】 B |
バスから降りると、なかなか城址入り口が見つからず、地元の方に聞きました。すぐに教えてくれましたが、特に城址めぐりなどでは、地元のちょっと年配の方に聞くのがベストですな。 ところで、この滝山城、都内にある城址としては最高レベルの残存度です。遺構が方範囲にわたって、明瞭に残っています。驚きました。手付かずの明瞭な遺構という面では八王子城以上かもしれません。写真では空堀や土塁など、石垣を用いていない遺構はどうしても迫力が伝わらないので、本を見て出かけたワタクシは、その違いにびっくり!拝島駅からのバスは本数が少ないので(1時間に1本くらいだったと思う)、その点は注意ですが、滝山城から八王子(八王子から滝山城)方面へはかなりの本数が出ていて便利です。近くの高月城は歩ける距離ですが、あまり遺構は残っていないとか(実際に行ったわけではないので詳しいことはわかりません)・・・。 ところで、滝山城は都内でも有数の心霊スポットだそうで。後で知ったのでゾッとしました。 |